おじいさんに聞いた話 を読んだ感想
ずいぶん読み終わってから時間が経ってしまった。
たくさん買ってもらった本シリーズ。
トーン・テレヘン、という著者が、ロシア革命の時にオランダに亡命してきたという経歴を持つ、自分のおじいさんから聞いた話を短編集という形でまとめた本。
この人、ハリネズミの願いって本が有名な様子。
なんなーく、話全体に物悲しさが充満してて、登場人物が狂気じみてたり、疑り深かったり、癇癪気味だったり…みたいな感じなんだけど、独特の不思議ワールドな雰囲気に引き込まれて、一気に読んでしまった。
あんまりロシア革命とか、その辺りの事を知らなかったんだけれども、帝政時代のロシアってそういう感じだったのかなあ。
とても面白い本だった!
けど、沖縄への行き帰りの飛行機で読む本としては、ちょっと微妙だったかもしれない…
あとがきに、割とびっくりな事実が…笑